屋根工事の種類と費用比較!葺き替え・カバー工法・塗装どれを選ぶ?
屋根は建物の中でも特に雨風や紫外線にさらされる部分です。
劣化が進むと雨漏りが断熱性能の低下など。さまざまなトラブルの原因になります。
今回は、屋根の主な工事方法である「葺き替え工事」「カバー工法」「塗装工事」の違いや、メリット・デメリット、そして費用の目安について解説します。
【葺き替え工事】
■工事の内容■
→既存の屋根材と下地(防水シートや野地板)を全て撤去し、新しい屋根材に取り替える工事。
■メリット■
①屋根全体を新しくできるため耐久性が大幅にアップ
②下地の状態もチェック・交換することができる
③雨漏りや構造劣化の根本解決が可能
■デメリット■
①工事費用が高い
②工期が長い(7日〜10日ほど)
■費用の目安■
(例)30坪の屋根での概算費
・スレート屋根:75万円〜105万円
・瓦屋根:105万円〜135万円
・金属(ガルバ):90万円〜120万円
【カバー工法】
■工事内容■
既存の屋根材の上に防水シートを貼り、その上から新しい屋根材を施工する工法です。
既存の屋根材を撤去しないため、解体費用や処分費用が不要になります。
■メリット■
①工期が短く、費用も葺き替えより安い
②廃材が少なく、環境にもやさしい
③断熱・遮音性がアップ
■デメリット■
①屋根が重くなる(耐震性の懸念)
②下地が痛んでいる場合は、施工不可
■費用の目安■
(例)30坪の屋根での概算費
スレートカバー(ガルバ重ね):60万円〜90万円
【屋根塗装工事】
■工事内容■
既存の屋根材に塗装を施して、防水性・美観を回復する工事です。
主にスレート屋根や金属屋根が対象になります。
■メリット■
①最も費用が安い
②工期が短い(3日〜5日)
③定期的に行うことで屋根材の寿命を延ばせる
■デメリット■
①下地や屋根材劣化には対応できない
②こうかは一時的(7年〜20年ごとに再塗装が必要。※使用する塗料による)
■費用の目安■
※使用する塗料によって大きく異なります。
【まとめ】
屋根工事は、一度行えば長期間の安心につながる大切なメンテナンスです。
自宅の屋根の状態や予算、将来のライフプランを考慮して最適な工事方法を選びましょう。
紬ホームでは現地調査・見積りを無料で承っております。また、ドローン点検を行なっており、リアルタイムで屋根の状態をお客様と一緒に確認することも可能です。
気になる方は、お気軽に連絡くださいませ!